いざ結婚が決まったものの、結婚生活という未知の領域の前で不安になっているプレ花嫁も多いのでは? そこで今回は、先輩花嫁たちにずばり「結婚」についてを大質問! 交際中の話から旦那様によるプロポーズ秘話、結婚後の人生観まで伺いました。愛の形が人それぞれなように、結婚のエピソードもさまざま。すでに結婚生活を送る方にもぜひ読んでいただきたい、素敵なエピソードです。第十五回は、2014年7月にハワイ『タンタラスの丘』で挙式、『ザ・リッツ・カールトン大阪』で披露宴を行ったブロガー、MARIKOさんをフューチャー。 
 

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【出会いについて】

Q1. 旦那様との出会いについて教えてください。
「職場の同期として知り合いました」

Q2. 交際を決めた理由は? 交際期間は? 
「一般的には交際してから結婚という流れですが、私の場合、交際を始めるよりも先にプロポーズされたので、交際する=結婚するでした。そのためなかなか決断できず、1年ほど迷いました。しかしその間、友人として一緒に過ごすうちに人柄に惹かれ、結婚を意識するように。ほどなく「彼と結婚しよう」と心に決め、正式に交際に踏みこみました。

順番が逆のため交際期間はよくわかりませんが、出会ってから結婚を決めるまでが約1年、そこから入籍するまでが9カ月でした」

Q3. 交際中に印象的なエピソードはありますか?
「彼は、結婚したら私の家族も私と同じくらい大切にしたいという考えだったので、交際中から積極的に家族とコミュニケーションをとってくれました。最初は、彼が無理しているんじゃないかと心配しましたが、本人にとってはごく当たり前のようで、やりたいからやっているそうです。なかなかできることではないので尊敬します。

結婚後の今も変わらず、私が不在の時でも私の両親と食事したり、休日も母の買い物に付き合ったりしてくれています」

Q4. 交際中に「この人と結婚する」と直感しましたか? また、そう感じるようになった理由・エピソードも教えてください。
「じわじわ感じました。結婚に迷っていた時も、一緒に食事したり仕事の話をしたり、何気ないことが凄く楽しくて、内心「この人ともっとこうして笑いあっていたいな」と思いました。結婚しないとずっと一緒にはいられないので、するしかないと思いました」

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【プロポーズについて】

Q1. プロポーズはいつ、どこで、どんな風にされましたか?
「知り合って1カ月頃、突然に」

Q2. プロポーズをされた時、印象深いエピソードはありますか?
「もともと彼から突然交際を申し込まれ、好意は持っていたもののまさか付き合うとは思っておらず、その場でお断りしたんです。すると、「じゃあ僕と結婚してください」とプロポーズに変わり、まさかの展開に。かなり驚きましたが、彼にはまったく迷いがありませんでした。

あまりに突然のことだったので逆に軽い気持ちで言っているのかと半信半疑でしたが、時間がたつにつれただ決断力がある人なのだとわかりました。

当時彼は私より年下の25歳。結婚するにはまだ若かったので、結婚相手を即決できる理由が不思議でたまらず聞いたら、「覚悟できる時を待っていたっていつまでも来ない。決断すれば自ずと覚悟はできる」と答えたのが心に残りました」

Q3. プロポーズに「YES」と答えた時、または結婚を決めた時、どんな気持ちでしたか?
「プロポーズは完全に彼のタイミング。まだ交際も始まってない時のプロポーズだったので、私はなかなか結論を出せずにいましたが、いざ「この人と結婚しよう」と決めれば、迷いが一切消え、ベストな選択だ! と確信しました。

私も私のタイミングで結論を出せたことが、結果的にふたりの気持ちが平等になり、今の楽しい関係に繋がっている気がします」

Q4. プロポーズをうけて結婚の約束をした後、真っ先に何を始めましたか?
「結婚すると決めてすぐに入籍日を決めました。互いの両親へ挨拶をする段取りが必要なので、少し余裕を持たせた日程にしました(MARIKOさん)」

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【プロポーズについて:旦那様編】

Q1. プロポーズをしよう! と思ったきっかけ、理由を教えてください。
「きっかけはありません。「この人と結婚したい!」という自分の直観を信じました」

Q2. プロポーズのシチュエーションにはどのようにこだわりましたか? 何かを参考にされましたか?
「こだわりはありませんが、自分の気持ちに素直に従い、考えた言葉ではなく、自然に出てくる自分の言葉で伝えたいとは思っていました。何も参考にしていません」

Q3. プロポーズが成功した時、または結婚するとふたりで決めた時、どんな気持ちになりましたか?
「その時点では実感は湧きませんでした。婚姻届を提出した時に一番現実味が感じられ、初めて緊張しました(旦那様)」

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【結婚してから】

Q1. 結婚(入籍)した後、ふたりの生活は具体的にどう変わりましたか?
「結婚してからも互いの仕事の都合でしばらく遠距離状態が続いたため、生活は何も変わりません。それぞれの転勤により、一緒に住んだりまた離れたりしています。そのせいか、結婚4年目の今でも夫婦というより恋人のような感覚に近いですね。

一緒に暮らしても楽しく、離れていても安心感があり、ストレスも感じないので、ありがたい環境だと感じます」

Q2. 結婚(入籍)した後、ご自身と旦那様に何か変化はありましたか? 具体的なエピソードとともに教えてください。
「ふたりとも特に変化がないように思います。でも、いつでもポジティブな彼にだんだん似てきた気はします」

Q3. 結婚してからケンカはしましたか? 
「育った場所や環境が違うにも関わらず、考え方や好みが似ているので、特に譲り合うこともなく、基本的にケンカになりません。

ただ、珍しく意見が合わず軽いケンカを2、3回したことがありました。いつも器の大きな彼が怒るくらいなので、私の言い方が悪かったのかなと思い、なぜそのような考えにいたったのかを分析して説明。結局、異なる家庭環境による認識の違いが原因だったので、彼はすぐ理解してくれました。さらに互いにとって解決策を提案してくれ、そんな前向きな考え方にこの人と結婚できて良かったなと思いました」

Q4. 結婚前と後で価値観や人生観の変化はありましたか? 具体的に教えてください。
「ありません。
お互い、結婚したからといって相手の所有物になったという考えがまったくなく、個々の気持ちを尊重しあっており、男だからとか女だからという考えもあまりありません。それぞれ好きな仕事をするし、家事もふたりでします。忙しい時は無理に家事をする必要もなく、プレッシャーがない精神自由度が高い家庭です。結婚でプラスになることはあっても、犠牲にするものが何もありません」

【ずばり結婚とは?】

「一生かけて答えをみつけていくもの」

「結婚4年目の今はただただ毎日が楽しくて、笑いの絶えない幸せな日々ですが、これからの長い結婚生活には、きっと困難も待ち受けているはず。 まだまだ新米夫婦の私たちには、結婚というものがどのようなものなのか分かりません。 ただ、とにかく最後に「この人と結婚して良かった」と互いに思えるような生き方をしていきたいねと話しています(MARIKOさん)」

Text:Rie Maesaka