いざ結婚が決まったものの、結婚生活という未知の領域の前で不安になっているプレ花嫁も多いのでは? そこで今回は、先輩花嫁たちにずばり「結婚」についてを大質問! 交際中の話から旦那様によるプロポーズ秘話、結婚後の人生観まで伺いました。愛の形が人それぞれなように、結婚のエピソードもさまざま。すでに結婚生活を送る方にもぜひ読んでいただきたい、素敵なエピソードです。第二十一回は、2016年4月に『パレスホテル東京』で挙式・披露宴を行ったブロガー、芹澤りえさんをフューチャー。 
 
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【出会いについて】 
 
Q1. 旦那様との出会いについて教えてください。 
「数名の友人と河津桜を見にドライブへ行った際、友人の幼馴染である主人に出会いました」 
 
Q2. 交際を決めた理由は? 交際期間は?  
「知り合ってから毎日連絡をくれ、電話で話しました。そんな日々がとても自然なことのように感じられ、交際を切り出された時には迷わずOKしました。交際期間は3年です」 
 
Q3. 交際中に印象的なエピソードはありますか? 
「付き合って半年ほど経った頃にふたりでスペイン旅行へ行き、彼から「海外旅行は結婚しても良いって思える女性としか行きたくないと考えていたから、今までの彼女とは海外旅行へは行ったことがなかった。今回、こうして彼女と初めて海外旅行に来て、しかも長期だったから旅行中にうまくやれるか少し不安だったけれど、すごく自然体で過ごすことができて嬉しかった」と言われました。その言葉がとても心に残っています。スペイン旅行以来、今でも毎年2回ほど海外旅行へ行っています」 
 
Q4. 交際中に「この人と結婚する」と直感しましたか? また、そう感じるようになった理由・エピソードも教えてください。 
「正直に言うと直観はありませんでした(笑)。しかし、ふたりとも旅行や体を動かすことが好きで、一緒にいると自然体でいられたので、「いつか結婚するのかなぁ」と考えていたように思います」

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【プロポーズについて】 
 
Q1. プロポーズはいつ、どこで、どんな風にされましたか? 
「交際を始めて9か月目の私の誕生日の時でした。 
 
レストランを予約してあるからと案内されたのは『ザ・リッツ・カールトン東京』45階のレストラン「アジュール フォーティーファイブ」。東京タワーとスカイツリーが見える素敵な窓側席で、誕生日プレゼントの他にもうひとつ贈り物があると渡されたのが『カルティエ』のエンゲージリングでした。 
 
後から聞いた話なんですが、夜景が好きな私のために、眺望が評判のレストランを何件か回りその中からベストなお店を選んでくれたそう。それを聞いた時は、思わず胸が熱くなりました」 
 
Q2. プロポーズをされた時、印象深いエピソードはありますか? 
「実は、まだ交際を開始して1年も経っていませんでしたし、プロポーズされるとは思ってもいませんでした(笑)。なので、プロポーズされた時は本当にびっくり。 
 
そして、エンゲージリングのダイヤのカラット数がふたりにとって思い入れのある数字だったこと、まだ世に出ていないリングを渡したいとヴァージンリングをオーダーしてくれたことも知りました。主人が私に内緒で、どんなリングが良いか試行錯誤しながら調べ、選んでくれたことがとても嬉しくて、いただいたリングへの思いがさらに深くなりました」 
 
Q3. プロポーズに「YES」と答えた時、または結婚を決めた時、どんな気持ちでしたか? 
「私自身、今まで仕事と趣味に打ち込んできた毎日で、結婚願望もあまり無い方でした。そのため「ついに自分も家庭を持つようになるんだ。結婚すれば、主人の人生に影響を与えることがあるだろうし、それが良い影響でありたい。また、主人の両親や家族とも良好な関係を築いていけるように…」などと、これから始まる生活に関して、新たな責任や決意を感じていました。何だかちょっと男らしい感じですね……(苦笑)」 
 
Q4. プロポーズをうけて結婚の約束をした後、真っ先に何を始めましたか? 
「結婚式の会場を探し始める前に、両家へしっかりと報告をしたいというふたりの想いから、まずは私の両親へ、そして、主人の両親へ挨拶に行きました。その後、すぐに会場を選び始めました! (芹澤りえさん)」

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【プロポーズについて:旦那様編】 
 
Q1. プロポーズをしよう! と思ったきっかけ、理由を教えてください。 
「お付き合いをしていくなかで、ふたりで歩んでいく未来が想像できたからです。彼女の誕生日の時に、誕生祝いとは別にサプライズでプロポーズできないかと考えました」 
 
Q2. プロポーズのシチュエーションにはどのようにこだわりましたか? 何かを参考にされましたか? 
「プロポーズをする特別な場所になるので、ふたりで初めて行くところ、彼女が好きな夜景の綺麗なところという観点から選びました。 
 
特に何かを参考にしていませんが、サービス面でも定評のあるホテルのレストランを選び、蓋をしたトレーのなかにリングを忍ばせて最後のひと皿として持ってきてもらうなど、お店の方にも協力していただきました」 
 
Q3. プロポーズが成功した時、または結婚するとふたりで決めた時、どんな気持ちになりましたか? 
「結婚式を挙げることの楽しみと、家族になる責任感を感じました(旦那様)」

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【結婚してから】 
 
Q1. 結婚(入籍)した後、ふたりの生活は具体的にどう変わりましたか? 
「私たちは、結婚と入籍がほぼ同日で、同居も挙式後から。主人がもともと住んでいた住居へ私が引っ越しをし、一緒に住み始めました。同居後はふたりで過ごす時間が圧倒的に増えました」 
 
Q2. 結婚(入籍)した後、ご自身と旦那様に何か変化はありましたか? 具体的なエピソードとともに教えてください。 
「交際していた時から、彼の少しだらしないところが目についていたのですが、一緒に暮らし始めると、やはり他にも気になる点が出てきました。でも、日々暮らしているうちに、それはきっと「お互い様ではないかな」と思うようになり、相手が苦手なことを互いが補いあっていけば良いと考えるようになったんです。最低限守らなければいけないマナーは必要だと思いますが、求めすぎは相手にとっても自分にとっても良い影響はありません。その様な考え方にシフトしてから、ふたりの生活が一層楽しくなったような気がします。 
 
私としては、主人に毎日料理を作るようになったことが大きな変化でしょうか(笑)。主人と私は食の好みが違うので、主人の口に合う料理を作るため、初めてのメニューにチャレンジすることが多くなりました。食べてもらう時には美味しいと言って貰えるかヒヤヒヤしています(笑)。 
 
主人は仕事が不規則で帰宅時間が遅い日があり、休日も少ないのですが、休みの時はなるべくふたりの時間を作ろうとしてくれているように感じます。2016年の4月に入籍・結婚し、同居を始めてからは、交際時よりも休日に遠出する機会が減り、近所をゆっくり散歩したり家で過ごすことが多くなりましたね。でも、2017年はもっと遠出したいですね~」 
 
Q3. 結婚してからケンカはしましたか?  
「ケンカはしていません。納得がいかない時には、その場で話し合って解決しています」 
 
Q4. 結婚前と後で価値観や人生観の変化はありましたか? 具体的に教えてください。 
「結婚を機に、家族への感謝の気持ちがさらに高まりました。結婚をするにあたり、家族と過ごした時間をあらためて振り返り、当たり前だと思っていた事も両親のおかげであり、今たくさんの良い思い出があることも家族のおかげだと、より強く感じるようになりました。 
 
結婚するまでほぼ実家で過ごしていた私ですが、家を出てからは両親と過ごす時間をさらに大切にするように。母は料理が上手で、手先が器用。同じ女性として見習いたいところがたくさんあるので、私も早く母のようになりたいと思っています」 
 
【ずばり結婚とは?】 
 
「生涯をかけて互いを大切に感謝し合うこと」 
 
「結婚したら、ふたりで力を合わせて笑顔の絶えない温かい家庭を築いていきたい。でも、生まれも育った環境も異なるふたりなので、自分の当たり前が相手の当たり前にならないことがあります。そんな時でも、互いを大切に相手の立場に立って考えることで壁を乗り越えていけると思います。 
 
常に相手への感謝を忘れずに、思いやりをもって接することで、さらに互いがかけがえのない存在になれるはず。相手から大切にしてもらえるように努力することも必要かと思いますが、好きな人が喜んでくれることを一番に考えれば、何をする時もその努力が前向きになりますよね(芹澤りえさん)」

Text:Rie Maesaka