イングランド南東部のバークシャー州。豊かな森に囲まれた歴史ある街で結婚式を挙げたのが、同じ病院で薬剤師として働くジェシカさん(26歳)と医師の英之さん(30歳)。結婚式はふたりが日ごろから礼拝に通っている教会で。式には、香港から出席したジェシカさんの家族をはじめ、イギリスで暮らす英之さんの家族やお互いをよく知る友人など、およそ70名が出席しました。
挙式後はパーティ会場となる貴族の館に車で移動。18世紀に建てられた歴史ある建物には、ウェッジウッドグリーンと呼ばれる淡いグリーンの壁に緻密なレリーフがあしらわれ、天井にはシャンデリアがきらめくゴージャスな空間が広がります。上質感に満ちた空間を美しい装花で彩ったのが、英之さん一家と以前から親交の深いフラワーアーティストのKAORUKOさん。“イングリッシュガーデン”をテーマに、バラが咲き誇り、グリーンがすがすがしいラグジュアリーなアレンジを完成させていったのです。「前日まで何もなかった部屋が、一瞬にして美しく華やかな世界に変わり、まるで魔法にかかったみたい」と驚くふたり。オーセンティックな雰囲気が漂う空間で、華麗なるひとときを堪能したのです。
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街の教会から、運転手つきのベントレーに乗っておよそ30分。ふたりが到着したのは、イングランド南東部に位置するバークシャー州の貴族の館。森に囲まれ、陽光にきらめく芝生が広がるこのロケーションに、すっかりほれ込んで選んだ場所です。18世紀半ばに建てられたこの歴史ある建物は、現在はバークシャー農業大学が所有しているのだそう。